-------------------------------------------------------------------------------- Infineon TPM Professional Package 4.3.200.3390 以前の製品バージョンからのアップグレード -------------------------------------------------------------------------------- 目次: 1. Infineon TPM Professional Package V1.7 からのアップグレード 1.1 自動アップグレード 1.2 アップグレード ツール "SpUpgrade.exe" による手動アップグレード 2. 古いバージョンからのアップグレード ================================================================================ 1. Infineon TPM Professional Package V1.7 からのアップグレード 1.1 自動アップグレード Infineon Security Platform ソリューションのセットアップには、内部データ ストラクチャの自動アップグレードが含まれています。このバージョンをインストールして Security Platform ユーザーとしてログオンしたあとでも、システムは以前と同じ状態を保っており、またすべての Security Platform 機能は V1.7 のユーザーとして利用できます。 しかし、本バージョンにアップグレードする前に、保護されたデータを復号化し、すべてのキーと証明書および設定をバックアップし、緊急時復元用データを保存してください。 1.2 アップグレード ツール "SpUpgrade.exe" による手動アップグレード 自動アップグレードで何らかの問題が生じる場合、 Security Platform ソリューション ソフトウェアに付属する手動アップグレードツール SpUpgrade.exe を使用することができます。このアップグレード ツールは、V1.7 Security Platform から現在のバージョンの Security Platform への移行を準備する際に使用することもできます。アップグレード ツールは、Infineon TPM Professional Package インストール ディレクトリにもあります。 コマンド文法: SpUpgrade < コマンド > [ アーカイブ名 ] V1.7 Security Platform から現在のバージョンの Security Platform へ古いアーカイブを用意するためのコマンド: ユーザー バックアップ アーカイブをアップグレードしてください: SpUpgrade 1 SpBackupArchive.xml < 移行先アーカイブ > ユーザー バックアップと緊急時復元アーカイブでシステム バックアップ アーカイブを作成してください: SpUpgrade 2 SpBackupArchive.xml SpEmRecArchive.xml <宛先アーカイブ> 緊急時復元用トークンをアップグレードする: SpUpgrade 3 SPEmRecToken.xml <宛先アーカイブ> V1.7 Security Platform から現在のバージョンの Security Platform へ古いアーカイブを移行する準備をするためのコマンド: SpUpgrade 4 SpMigrationArchive.xml <宛先アーカイブ> 古い移行先情報を作成してください。: SpUpgrade 5 SpPubKeyArchive.xml <宛先アーカイブ> V1.7 Security Platform の手動アップグレードのコマンド(自動アップグレードが失敗した場合): ユーザーの Infineon TPM Cryptoki キーおよび証明書アーカイブをアップグレードする: SpUpgrade 14 ユーザーの Infineon TPM Cryptographic Provider アーカイブをアップグレードする: SpUpgrade 15 ユーザーの TSS キー アーカイブをアップグレードする: SpUpgrade 17 Personal Secure Drive をバックアップしてアップグレードする: SpUpgrade 20 Personal Secure Drive をバックアップせずにアップグレードする: SpUpgrade 21 完全なユーザー アップグレード: SpUpgrade 27 完全なシステム アップグレード: SpUpgrade 28 2. さらに以前のバージョンからのアップグレード さらに以前のバージョンからの自動アップグレードはサポートされていません。 さらに以前のバージョンによって作成されたキーと証明書、設定、保護されたデータがある場合は、以下の説明に従って操作を行ってください。 - 保護されたデータを復号化する - 以前のバージョンの Security Platform ソリューションをアンインストールする - 内部 Security Platform データを、ヘルプの「よく聞かれる質問 (FAQ) 」に記述されている方法で消去する。 - このバージョンをインストールする - 要求にしたがって Security Platform およびユーザーを再度セットアップする。 アップグレードに関する質問がある場合は、製品サポート担当者様にお問い合わせください。